大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

災害【平成26年2月積雪】

発生期間 平成26年2月13日-平成26年2月16日 |災害番号:011780|固有コード:01178000

災害の種別
大雪
市町村
大分市

概要

2月13日21時に南西諸島で発生した低気圧は、15日にかけて発達しながら本州の南海上を北東に進んだ。また、九州地方の上空約1500m付近には氷点下9°C前後の寒気が流れ込んでいた。この低気圧と上空の寒気の影響で九州地方は13日から14日にかけて山沿いを中心に大雪となった。大分県では13日昼頃から雨が降り始め、昼過ぎにはみぞれや雪に変わり、14日朝まで降り続いた。このため、大分県の南部や北部の山沿いを中心に大雪となった。県内の降水量は、1時間降水量で最大3.5mmだったが、長時間降り続いたため、竹田では2日間の総降水量が40mmに達した。沿岸部など気温の下がらなかった地域では、積雪は観測されなかったが、気温の下がった内陸部や山間部では数10cmの積雪となった所があった。

13日20時30分頃、日田市天瀬町赤岩のJR久大本線で普通列車が、雪の重みのため倒れたと思われる杉(直径20cm、長さ30m)に乗り上げて脱線した。この事故の影響で1名が鎖骨を折る重傷を負った。その他でも積雪による転倒等によって、負傷及び軽傷者が10名出た。
陸上の交通機関は大きく乱た。JR各線の運転見合わせ、県内の高速道路や国道、県道の通行止めが相次ぎ、渋滞のため車内で一夜を過ごす人や帰宅困難者もあった。また、山沿いでは孤立する集落も出た。
ライフラインでは、最大で10市で15,300戸が停電し、大分市・臼杵市の一部では断水も発生した。
学校関係では、14日公立146校、私立24校が臨時休校となった。

【出典:大分地方気象台提供資料】

災害データ

最深積雪
-
最深積雪の観測地
大分
死者・行方不明者数
-
負傷者数
20人
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
285か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
2,274,077 千円