大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【昭和44年3月積雪】大野郡緒方町尾平鉱山 笠松山

|災害番号:007650|固有コード:00765001

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市町村
豊後大野市

概要(被害)

腰高以上の積雪と強風、視界不良のため、祖母山に登山していた熊本の5人のパーティーと佐賀県の高校生が遭難。疲労と寒さのため17歳の男子高校生は6時半ごろ、21歳のパーティーの大学生も13日18時前に死亡した。

災害概要

10日夜から台湾付近に発生した低気圧は11日夜から12日早朝にかけて発達しながら九州の南沖をとおり北東に進んだ。12日朝の積雪は西部や南部の山岳地に多く、祖母山系では50センチ以上に達した。

その他
(1) 山の遭難
10日から祖母山に登山していた熊本の5人のパーティと佐賀県の高校生は、12日、腰以上の積雪と強風、それに視界不良も加わって、大分・宮崎県境の笠松(1522メートル)の近くで遭難し、疲労と寒さのため、高校生(男子17才)は6時半ごろ、パーティの大学生(男子21才)も13日18時前に死亡した。
(2) 学校の休校
県下小中学校の休校数は174校にのぼり、また、山間部の交通途絶のため、高校の入試も延期された。

【出典:大分県災異誌 第3編(1975)】

災害データ

最深積雪
0.5メートル
最深積雪の観測地
祖母山系
死者・行方不明者数
2人
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
-
道路被害 ※事前通行規制は除く
-
橋梁被害
-
山・崖崩れ
-
被害総額
115,467 千円