被害【昭和10年7月大雨】中津市山国町中摩 災害復旧工事竣功記念碑
発生期間 昭和10年7月16日-
- 市町村
- 中津市
概要（被害）
昭和10年7月16日未明の豪雨により奥谷川が氾濫した。七瀬橋と渡瀬橋、田野尾かいのき曲リ、縣道の三泉橋が流失し、交通が途絶したことが記された石碑。
【石碑の碑文】
凡ソ産業ノ興隆文化ノ發達ハ一ニ交通網ノ整備如何ニ俟ツ奥谷六部落
民夙ニ思ヲ是ニ致シ曩ニ道路拡張ヲ完成シ孜々之カ營繕ニ努メ世ノ便
益ニ供ス然ルニ昭和十年七月十六日未明ノ豪雨ハ奥谷川未曽有ノ氾濫
トナリ濁流一瞬ニシテ七瀬渡瀬ノ二橋ヲ奪ヒ更ニ田野尾かいのき曲リ
及縣道三泉橋際ヲ決潰シ去ツテ人馬ノ交通全ク杜絶セリ是ニ於テ村當
局地元民蹶然起ツテ復旧ノ議ヲ決シ翌十一年五月補助金下附並施工認
可ノ縣指令ニ接スルヤ直ニ着手幾多ノ障害モ関係者ノ熱誠克ク之ヲ斥
ケ逐次工ヲ進メ費ヲ投スルコト四千圓余斯クテ十三年三月之カ全部ノ
竣功ヲ告ク工法最新何レモ堅牢壮麗洪水到ルトモ不動渓流ニ臨ミテ諸
士ノ功ト共ニ輝キ永久ニ地方福利ノ基礎タラムトス則チ碑ヲ建テ概畧
ヲ録シ以テ後人ニ傳ヘムト云爾 昭和十三年九月 文學士相良伸彦撰書
昭和十三年九月建之
※碑文の画像・翻刻は「デジタル拓本」による。
【出典：碑文】
【出典：大分大学減災・復興デザイン教育研究センター】
災害概要
大分川流域大雨。久大線、鬼瀬～向之原間、線路50米が浸水。南由布駅～湯平駅間の線路左側の土砂30立方米が崩潰。大分川では川船6隻が流出した。（大分合同新聞記事）
【出典：大分県災害誌 資料篇（1952）】
災害データ
- 最低気圧
- -
- 最低気圧観測地
- -
- 最低気圧観測日時
- -
- 最大風速の風向
- -
- 最大風速
- -
- 最大風速の観測地
- -
- 最大風速の観測日時
- -
- 累積最大降水量
- 241.8ミリ
- 累積最大降水量観測地
- 飯田
- 日最大降水量
- 238.5ミリ
- 日最大降水量観測地
- 飯田
- 最大日降水量の観測年月日
- 1935/7/15
- 最大1時間降水量
- -
- 最大1時間降水量の観測地
- -
- 最大1時間降水量の観測年月日時間
- -
- 死者・行方不明者数
- -
- 負傷者数
- -
- 住家全壊/全焼数
- 戸（棟）
- 住家半壊/半焼数
- 戸（棟）
- 住家一部損壊数
- -
- 床上浸水数
- -
- 床下浸水数
- -
- 道路被害 ※事前通行規制は除く
- -
- 橋梁被害
- -
- 山・崖崩れ
- -
- 被害総額
- -