大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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被害【平成19年8月台風第5号】大分市生石港町

|災害番号:011370|固有コード:01137002

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市町村
大分市

概要(被害)

5歳の男の子が強風にあおられて突然閉まった自宅玄関のドアに指を挟まれ、病院で手当を受けた。

災害概要

7月29日15時、マリアナ諸島海域で発生した台風第5号は、8月1日9時には中心気圧945ヘクトパスカル、最大風速45m/sの「非常に強い」勢力まで発達した。2日9時には「非常に強い」勢力を維持したまま種子島の東海上を時速30キロの速度で北北西へ進み、2日18時前に宮崎県日向市付近に上陸した。その後も北北西へ進み、勢力を970から980ヘクトパスカルと弱め県下を縦断して3日0時頃周防灘へ抜けた。大分県を通過時の台風の移動速度は時速20から25キロであったため、継続時間は比較的短時間であったが、県内全域に大雨、暴風、高波をもたらした。台風第5号は、7月14日に鹿児島県に上陸した台風第4号に続く九州への上陸となった。

この台風による、人的被害は重傷者3名、軽傷者1名、住家被害は半壊・一部損壊が22棟、床上浸水が99棟、床下浸水が227棟、道路被害県全体で825か所、河川被害(護岸決壊等)は県管理19か所、山がけ崩れは18か所、避難指示は147世帯415名・避難勧告は5,977世帯14,924名、通行規制(全面通行止め)国道1か所・県道12か所・市町村道56か所に及んだ。また、そのほか、農林水産業に大きな被害が発生した。

【出典:大分県災異誌 第7編(平成13年-平成23年)(2012.2)】

【平成19年8月台風第5号】

【出典:2007/8/2 9:00の天気図】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
最大風速
21メートル
最大風速の観測地
院内
最大風速の観測日時
2007/8/2 17:30
累積最大降水量
431ミリ
累積最大降水量観測地
温見
日最大降水量
421ミリ
日最大降水量観測地
温見
最大日降水量の観測年月日
2007/8/2
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
温見
最大1時間降水量の観測年月日時間
2007/8/2 17:30
死者・行方不明者数
-
負傷者数
2人
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
5戸(棟)
住家一部損壊数
17戸(棟)
床上浸水数
99戸(棟)
床下浸水数
227戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
825か所
橋梁被害
-
山・崖崩れ
18か所
被害総額
18,797,585 千円

主な被害

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船を見に港に行った70代の男性が滑って転倒し、肩を脱臼するけがをした。

強風により市営住宅の玄関が閉まり、50代の女性が指を挟まれ骨折するけがをした。

台風5号にともなう大雨で工事中だった能動の土砂が10メートルにわたって隣の田んぼに流され、地中にあった水道管が破損。135世帯が住む地区は朝からほとんど水が出ない状態になった。

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