大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【平成7年9月台風第14号】

発生期間 平成7年9月22日-平成7年9月24日 |災害番号:010460|固有コード:01046000

災害の種別
台風 大雨 洪水
市町村
佐伯市 宇佐市

概要

南シナ海で発生した台風第14号は、22日台湾の南海上で進路を東北東から北東に変え東シナ海を北上し、24日0時30分ごろ鹿児島県阿久根市付近に上陸した。上陸後「中型で強い」から「小型で強い」と幾分勢力を弱め55~60キロ/時間と速度を速めた。県下は23日22時過ぎに強風域に入り、24日1時過ぎ県の南西部が暴風域に入った。台風の中心は2時過ぎから4時前にかけて県下を通過し国東半島を経て周防灘へと進み、県の北部は5時前に暴風域を抜けた。台風が鹿児島市の南西海上に位置した23日21~23時にかけて倉木や別府などでは1時間40ミリを超える激しい雨が降り、県下の総降水量は100~230ミリとなった。
また台風の中心付近が通過した大分市では24日2時20分から3時20分にかけて平均風速で10メートルを超える強風が吹き、9月としては第4位の最大瞬間風速33.4メートルを記録した。

宇佐市で床上浸水1棟、山香町と日出町で崖崩れ2件等が発生した。
台風の中心付近が通過した庄内町や耶馬溪町等では水稲・果樹・野菜等に農業被害が発生した。また、上浦町津井の佐伯湾では貨物船(11,935トン)が座礁した。

【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】

【平成7年9月台風第14号】

【出典:1995/9/23 21:00の天気図】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
最大風速
17.5メートル
最大風速の観測地
大分
最大風速の観測日時
1995/9/24 3:00
累積最大降水量
233ミリ
累積最大降水量観測地
佐伯
日最大降水量
147ミリ
日最大降水量観測地
佐伯
最大日降水量の観測年月日
1995/9/23
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
佐賀関 倉木
最大1時間降水量の観測年月日時間
1995/9/23 22:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
1戸(棟)
住家一部損壊数
59戸(棟)
床上浸水数
1戸(棟)
床下浸水数
2戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
163か所
橋梁被害
3か所
山・崖崩れ
3か所
被害総額
3,149,254 千円

主な被害

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貨物船(11935トン)が座礁した。

床上浸水が1棟発生した。

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