災害【平成5年6月冷夏・長雨】
発生期間 平成5年6月12日-平成5年8月22日 ) |災害番号:010320|固有コード:01032000
- 災害の種別
- 冷害 日照不足 長雨
概要
期間中、北半球規模で偏西風の蛇行が大きく、中緯度に寒気が南下しやすい状態となり、また、太平洋高気圧の日本付近への張り出しが例年に比べ弱く、オホーツク海高気圧の勢力が強まることが多かった(特に7月後半、8月上旬)。これらの高気圧の境目に当たる日本付近で低気圧や前線の活動が活発だった。7月下旬から8月上旬にかけて台風第5.6.7号が相次いで九州に上陸・通過した。このため、顕奢な多雨・低温・寡照となった。6.7.8月の大分市の総降水量は、観測開始以来最も多雨の1499.0ミリを記録し、同期間の大分市での日照時問は、1945年以降少ない値の第3位にあたる392.1時間となり、また、大分市の7月の降水量は7月として累年第2位の多雨の記録となった。
冷夏・長雨の被害は水稲が最も大きく、出穂の遅れ害虫の発生等で被害は28,000ヘクタールに及び被害額は約27億円に達した。次いで西国東郡・豊後高田市の白ネギ、竹田・直入地方のキャベツを中心とする野菜類で960ヘクタール、約10億円となっている。このほか、柑橘をはじめとする果物にも被害が発生した。
【出典:大分県災異誌 第6編(平成3年-平成12年)(2002.3)】
災害データ
- 死者・行方不明者数
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- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
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- 床下浸水数
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- 道路被害 ※事前通行規制は除く
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- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
- 3か所
- 被害総額
- 14,813,939 千円