被害【平成2年10月台風第21号】津久見市徳浦
|災害番号:009970|固有コード:00997001
- 市町村
- 津久見市
概要(被害)
8日未明から風雨が強くなり、市内を流れる津久見川や徳浦川などが危険水位を越え床下浸水があった。
災害概要
1日にマリアナ諸島近海で発生した台風第21号は、7日15時には屋久島の西南西約210キロの海上に達した。その後、台風は中型で並の勢力を保ち、大隅海峡から日向灘、四国沖を進み8日10時30分ごろ和歌山県田辺市付近に上陸し、同日16時には温帯低気圧に変わった。台風の北上に伴い、九州中部にあった秋雨前線の活動が活発化し、蒲江では6日10時から11時までの1時間に51ミリの雨量を記録するなど、5日から8日までの総雨量は県南で400ミリを超え、県北の少ないところでも100ミリに達した。
8日、臼杵市で増水した川に流され男性が一人死亡したのをはじめ、蒲江町では民家の裏山で土砂崩れが発生し民家2棟が全壊した。津久見市では、8日未明から風雨が強くなり、市内を流れる津久見川や徳浦川などが危険水位を越え同市内の徳浦地区や中田町、宮本町などで床下浸水があった。JRの列車ダイヤが大幅に乱れ、海の便も欠航が相次ぐなど交通障害が発生した。(大分合同新聞)
【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】
【出典:1990/10/8 9:00の天気図】
災害データ
- 最低気圧
- 997.5hPa
- 最低気圧観測地
- 日田
- 最低気圧観測日時
- 1990/10/8 4:54
- 最大風速の風向
- 北西
- 最大風速
- 14メートル
- 最大風速の観測地
- 豊後高田
- 最大風速の観測日時
- 1990/10/8 10:00
- 累積最大降水量
- 433ミリ
- 累積最大降水量観測地
- 佐伯
- 日最大降水量
- 192ミリ
- 日最大降水量観測地
- 蒲江
- 最大日降水量の観測年月日
- 1990/10/8
- 最大1時間降水量
- -
- 最大1時間降水量の観測地
- 蒲江
- 最大1時間降水量の観測年月日時間
- 1990/10/6 11:00
- 死者・行方不明者数
- 2人
- 負傷者数
- -
- 住家全壊/全焼数
- 2戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 2戸(棟)
- 住家一部損壊数
- 4戸(棟)
- 床上浸水数
- 6戸(棟)
- 床下浸水数
- 151戸(棟)
- 道路被害 ※事前通行規制は除く
- 119か所
- 橋梁被害
- 1か所
- 山・崖崩れ
- 4か所
- 被害総額
- 1,818,339 千円