災害【平成2年8月台風第14号】
発生期間 平成2年8月21日-平成2年8月22日 ) |災害番号:009930|固有コード:00993000
- 災害の種別
- 台風 大雨 高潮
概要
8月18日マリアナ諸島で発生した台風第14号は、大型で強い勢力を保ち22日0時には宮崎市の南南東約220キロの海上に達した。その後、進路をやや北に変え日向灘を北上し、10時には大分市の東約60キロの豊後水道を通って伊予灘に抜け、13時ごろ広島巿付近に上陸し中国地方を縦断した後、日本海へと抜けた。この台風は、はやい速度(35キロ/時間)で豊後水道を通ったため、強い雨・風の継続時間は短かく、雨量は南部沿岸で100ミリ前後に達したが、その他の地域では30~60ミリと少なかった。また、風は大分市で北西16.3メートルの最大瞬間風速を記録した程度であった。この雨は、7月以降干ばつ傾向にあった県南地方にとっては慈雨となった。
県南部を中心に住家の一部破損1棟、床下浸水7棟、道路損壊8か所、港湾施設2か所に被害が発生した。また、南部の沿岸部では台風接近時と満潮時刻が重なったため、高潮で道路が冠水し数ケ所で通行止めになったほか、JR日豊本線の津久見駅と日代駅間で冠水と倒木により不通となった。このほか、大分空港発着便、本州四国を結ぶフェリー便がほぼ全便欠航するなど交通障害が発生した。(県警、県消防防災課調べ)林業水産関係被害8億5,375万円、土木関係被害3億8,137万円(大分県調べ)
【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】
【出典:1990/8/22 21:00の天気図】
災害データ
- 最低気圧
- 986.7hPa
- 最低気圧観測地
- -
- 最低気圧観測日時
- 1990/8/22 9:39
- 最大風速の風向
- 北西
- 最大風速
- 8.1メートル
- 最大風速の観測地
- 大分
- 最大風速の観測日時
- 1990/8/22 9:00
- 累積最大降水量
- 59.5ミリ
- 累積最大降水量観測地
- 大分
- 日最大降水量
- 48.5ミリ
- 日最大降水量観測地
- 大分
- 最大日降水量の観測年月日
- 1990/8/22
- 最大1時間降水量
- -
- 最大1時間降水量の観測地
- 大分
- 最大1時間降水量の観測年月日時間
- 1990/8/22 10:20
- 死者・行方不明者数
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- 負傷者数
- -
- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
- 1戸(棟)
- 床上浸水数
- -
- 床下浸水数
- 10戸(棟)
- 道路被害 ※事前通行規制は除く
- 17か所
- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
- -
- 被害総額
- 1,043,577 千円