大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

被害【昭和63年6月大雨】日田郡前津江村

|災害番号:009740|固有コード:00974001

災害の詳細を見る →

市町村
日田市

概要(被害)

土砂崩れのため、住宅が半壊した。

災害概要

22日夜大陸東岸にあった低気圧は、23日21時には対馬海峡を通り24日には日本海へ進んだ。低気圧の東進に伴い、温暖前線が23日の日中九州を北上した。また、23日には台風第4号が沖縄の南海上にあって北上し、24日17時には那覇市の東170キロの海上を北東に進んだ。この台風から低気圧に向かって暖湿気が流れ込み前線活動が活発化した。22日20時ごろ県南部から降り出した雨は、温暖前線の北上した23日のタ方まえから夜半にかけて各地で強雨となり、特に蒲江で17時に55ミリ、伏木で20時に64ミリの1時間降水量を記録し、23日の日降水量は伏木、湯布院、釈迦岳、蒲江で200ミリを超えた。24日には暖域内で大気が不安定になり局地的に強雨が降り、また、25日早朝には寒冷前線の南下に伴って、出羽や佐伯など県南部で一時強く降った。

23日からの大雨の影響で、県下では前津江村で土砂崩れのため、住宅が半壊するなど日田巿郡を中心に家屋の破損や、浸水などの被害が相次いだ。特に日田市内では極値を更新する短時間降水のため川が溢れ83戸の床下浸水が出た。また、久大線では5ケ所で土砂崩れが発生、列車3本が運休したほか、空の便も欠航がでた。

【出典:大分県災異誌 第5編(昭和56年~平成2年)(1991.12)】

災害データ

最低気圧
-
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
-
最大風速の風向
-
最大風速
-
最大風速の観測地
-
最大風速の観測日時
-
累積最大降水量
294ミリ
累積最大降水量観測地
釈迦岳
日最大降水量
256ミリ
日最大降水量観測地
釈迦岳
最大日降水量の観測年月日
1988/6/23
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
伏木
最大1時間降水量の観測年月日時間
1988/6/23 20:00
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
1戸(棟)
住家半壊/半焼数
-
住家一部損壊数
6戸(棟)
床上浸水数
2戸(棟)
床下浸水数
172戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
462か所
橋梁被害
10か所
山・崖崩れ
14か所
被害総額
3,778,627 千円