大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和55年7月長雨・冷夏】

発生期間 昭和55年7月1日-昭和55年8月31日 |災害番号:009100|固有コード:00910000

災害の種別
冷害 日照不足 長雨

概要

7月1日~2日は、梅雨前線の活発な活動により西部・北部で150ミリ以上の大雨が降った。3日~5日は、晴れたが、6日~14日は、梅雨前線の活動が活発となり連日雨が降り、北部・西部では、日降水量100ミリを超える大雨の日もあった。15日~16日は、高気圧に覆われて晴れた。17日~18日は、前線の影響で小雨が降った。19日~22日は、太平洋高気圧に覆われて晴れた。(19日は梅雨明けを発表した。)23日は、小雨が降り、24日は、寒冷前線が南下し雨が降った。25日は、晴れたが、26日は前線が南下して雨り、27日は、晴れ間も出たが、28日~30日は、前線や低気圧の影響で北部・西部を中心に日降水量100ミリを超える大雨が降った。31日は、前線が九州南岸まで下がり、県内各地は、朝方まで小雨が降った。

8月1日~3日は、オホーツク海高気圧に覆われ晴れの天気が続いた。3日夜から5日は、九州南東海上の低気圧と前線の影響で、南東部沿岸を中心に300ミリを超える大雨が降った。4日の大分の最高気温は、23.2度までしか上がらなかった。6日は、小雨が降ったが、北からの高気圧に覆われ、午後には一時晴れ間も出た。7日は、九州の南海上の低気圧のため曇り、8日~9日は、低気圧の影響で、県の中・南部では、100ミリを超す大雨が降った。10日~13日は、気圧の谷の影響でぐずついた天気が続いた。14日は、寒冷前線が南下し、その後も太平洋高気圧の周辺部にあたり不安定な日が多く、県内各地とも連日しゆう性の雨が降った。17日~23日午前中にかけて前線が九州付近にあって、連日雨が降り、特に、18日、20日、22日は50~100ミリの雨が降った。23日午後から24日には、黄海から高気圧が移動性となり、久しぶりに天気が回復して晴れた。25日は、気圧の谷が近づき天気は、ぐずつき、26日~31日は、前線や低気圧の影響で連日雨が降り、日降水量100ミリを超えたところがあった。水稲、野菜、果樹などに大きな被害が出た。

農作物の被害総額は90億9972万7千円、また農地の被害は35億2453万5千円にのぼった。

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
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住家半壊/半焼数
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住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
14,062,741 千円