被害【昭和49年7月濃霧】豊後水道
|災害番号:008340|固有コード:00834001
概要(被害)
自動車運搬船(12292トン、乗組員29人)とパナマ船籍の鉱石運搬船(2999トン)が衝突。鉱石運搬船は約1分間で沈没し、韓国人乗組員26人のうち2人は救助されたが、船長ら24人は行方不明になった。沈没した船内に閉じ込められたものと見られている。当時、現場付近は断続的に霧がかかり、衝突時の視界は約50メートルだったという。大分海上保安部は「操船の指揮を怠った」と自動車運搬船の船長、航海士を逮捕した。
【出典:大分合同新聞1974年7月29日朝刊9面/夕刊7面/7月30日夕刊7面/7月31日朝刊9面】
災害概要
黄海に低気圧があってゆっくり東進し、これから前線が東にのび朝鮮南岸を通っていた。九州地方は、太平洋高気圧の張り出しに覆われ、雷雨が発生するなど不安定な天気であった。28日の早朝には、豊後水道で濃霧が発生した。
28日午前5時30分ごろ、南海部郡鶴見町水ノ子島北西8.5キロの豊後水道で、三光汽船所属の自動車運搬船「菊光丸」(12292トン 29人乗組み)とパナマの鉱石運搬船「ウエスタンスター号」(2999トン 26人乗り組み)が衝突した。ウエスタンスター号は、約1分間で沈没、2人救助(機関長全身打撲で1か月、通信長が1週間のケガ)したが船長ら24人は、行方不明となった。同島付近は、断続的に霧がかかり、衝突時は視界約50メートルであった。
【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】
災害データ
- 死者・行方不明者数
- 24人
- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
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- 床下浸水数
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- 道路被害 ※事前通行規制は除く
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- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
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- 被害総額
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