大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
復興デザイン教育研究センター(CERD)

災害【昭和49年4月少雨】

発生期間 昭和49年4月5日-

災害の種別
干害
市町村
大分市 宇佐市 由布市

概要

4月は大陸から高・低気圧が交互に周期的に移動し、晴れた日は、多かったが月降水量は、平年並であった。しかし、5月は、4月と同様な気圧配置であったが、4月より大陸の高気圧が一層強く、降水量も4月よりずっと少なくなった。さらに、6月も5月と同様に太平洋高気圧が弱く、移動性高気圧に覆われた日が多かったので、月降水量は、非常に少なかった。なお、大分では、昨年11月に引き続き1月:21パーセント、2月:46パーセント、3月:94パーセント(平年比)と今年に入ってからも少なかった。無降水継続日数は、19日(4月29日〜5月17日)であった。

大分川、駅館川や玖珠川水系の10か所の水力発電所では、水不足により5月中延べ84日間も停止し、県内の水力発電量は、平年の53パーセントと全国最低となり、6月3日の朝には、平年出水率の22パーセント、10日の朝は、河川流入量も18パーセントと過去の記録の最低になってピンチが続いた。また、大分郡庄内町や宇佐地方の一部では、水不足で田植ができず、佐賀関町では10日、昨年末からの農耕用ダムの補給が止まり、3000戸の時間給水が始まった。

【出典:大分県災異誌 第4編(昭和46年~55年)(1981.12)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
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