大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和42年5月干ばつ】

発生期間 昭和42年5月-昭和42年6月 |災害番号:007410|固有コード:00741000

災害の種別
干害

概要

この年の夏は大分県地方ではかつてないほどの渇水状態が続き、それに異常高温も重なり、大きな干害が発生した。特に6月上、中旬の雨量はわずか9ミリで平年の6.5%しか降らなかった。そのため果樹や野菜にかなりの被害があった。

水稲については、水田5万ヘクタールあまりのうち3万5700ヘクタールは田植未了。このうち、1万3500ヘクタールは水不足のため遅れた(6月20日現在)。植付終了の田と苗代も補水不能で、一部にヒビ割れや枯死が出て、ため池も干上った。果樹・野菜については、県の北部や国東半島方面ではかなりの被害があった。県は20日干害対策本部を設置した。しかし、6月下旬になって、県の北部を除き、はぼ平年並みの降水があったので、ようやく危機を脱した。

【出典:大分県災異誌 第3編(1975)】

災害データ

死者・行方不明者数
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負傷者数
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住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
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床上浸水数
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床下浸水数
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道路被害 ※事前通行規制は除く
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橋梁被害
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山・崖崩れ
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被害総額
88,618 千円