大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和39年8月台風第14号】

発生期間 昭和39年8月23日-昭和39年8月24日 |災害番号:007070|固有コード:00707000

災害の種別
台風 大雨 強風 高潮

概要

台風14号が屋久島西方を通過する23日5時ごろから弱いにわか雨が断続的に降り始めた。大分では7月下旬からこれまで約30日間に僅か10.4ミリの降雨しかなく干天続きで雨が待たれていた。台風は23日12時ごろ枕崎市付近に上陸した。このごろまでの雨は北川上流域から由布岳を結ぶ南北の線に多く、因尾では100ミリを越し、豊後水道に沿う海岸部と久住方面がこれにつぎ、日田・中津方面では僅か数ミリにすぎなかった。24日3時には熊本市付近を通過して、当県西部に接近してきた。雨は県中央部の南北の線を中心に東風による地形性の雨量が多く、18時から24時にかけてが最も強かった。因尾ではこの6時間に90ミリ位の雨量があった。台風は24日6時ごろ、西部久住山南側から県下に侵入し、東北東に進み、8時前大分市から別府湾に抜け北東に去った。各河川ははじめ上流域に降り台風通過直後河口付近で強い雨を見たが、駅館川が最も増水した。

【出典:大分県災異誌 第3編(1975)】

【昭和39年8月台風第14号】

【出典:1964/8/23 21:00の天気図】

災害データ

最低気圧
981.1hPa
最低気圧観測地
-
最低気圧観測日時
1964/8/24 4:00
最大風速の風向
最大風速
13.2メートル
最大風速の観測地
大分
最大風速の観測日時
1964/8/23 14:50
累積最大降水量
393ミリ
累積最大降水量観測地
長谷川
日最大降水量
246ミリ
日最大降水量観測地
長谷川
最大日降水量の観測年月日
1964/8/23
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
日田
最大1時間降水量の観測年月日時間
1964/8/24 9:30
死者・行方不明者数
1人
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
2戸(棟)
住家一部損壊数
3戸(棟)
床上浸水数
-
床下浸水数
139戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
29か所
橋梁被害
2か所
山・崖崩れ
19か所
被害総額
712,281 千円