大分県災害データアーカイブ|大分大学減災・復興デザイン教育研究センター(CERD) NHK大分放送局 × 大分大学減災
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災害【昭和26年8月台風第11号(マージ台風)】

発生期間 昭和26年8月18日-昭和26年8月22日 |災害番号:005190|固有コード:00519000

災害の種別
台風 大雨

概要

8月16日、ラサ島南方海上に進出して来た台風マージは、中心気圧900ミリバールに発達して、気象史上まれにみる猛台風となって、一気に九州南岸に向かって北上の気配を示したが、その後次第に進行速度は遅くなり、19日夜半頃からはほとんど停滞状態となり、時速わずかに5~8ノットとなったが、この頃から勢力は急速に衰えはじめて、945ミリバール程度となり、20日明け方には屋久島西方400キロの海上に達し、極めてゆっくり北西に進行を続け徐々に九州西岸から遠ざかりつつ、東支那海北部に向い、その後北に転向して、朝鮮中部に北進し去った。このため、大分県下では、18日から20日にかけて、大雨をみたが、県南部では特に雨量が多く、各地に水害が続出した。(大分測候所調査)
大分県下の総被害(道路決潰11ヶ所、橋梁流出4件、住家床下浸水80戸、水田冠水25町歩、同浸水270町歩、護岸決潰2ヶ所、崖崩1ヶ所)

【出典:大分県災害誌 資料篇(1952)】

【昭和26年8月台風第11号(マージ台風)】

【出典:1951/8/19 21:00の天気図】

災害データ

最低気圧
999.3hPa
最低気圧観測地
大分
最低気圧観測日時
1951/8/19 4:00
最大風速の風向
南東
最大風速
11.5メートル
最大風速の観測地
大分
最大風速の観測日時
1951/8/19 4:10
累積最大降水量
425ミリ
累積最大降水量観測地
臼杵
日最大降水量
147.2ミリ
日最大降水量観測地
三重
最大日降水量の観測年月日
1951/8/19
最大1時間降水量
-
最大1時間降水量の観測地
大分
最大1時間降水量の観測年月日時間
-
死者・行方不明者数
-
負傷者数
-
住家全壊/全焼数
戸(棟)
住家半壊/半焼数
戸(棟)
住家一部損壊数
-
床上浸水数
-
床下浸水数
80戸(棟)
道路被害 ※事前通行規制は除く
11か所
橋梁被害
4か所
山・崖崩れ
1か所
被害総額
-