災害【大正14年7月火災】
発生期間 大正14年7月22日-
- 災害の種別
- 火災
- 市町村
- 臼杵市
概要
臼杵町で大火が発生。7棟を全焼、2棟を半焼した。損害額は3万円くらいの見込み。
【出典:豊州新報 大正14年7月24日朝刊4面】
災害データ
- 死者・行方不明者数
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- 負傷者数
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- 住家全壊/全焼数
- 7戸(棟)
- 住家半壊/半焼数
- 2戸(棟)
- 住家一部損壊数
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- 床上浸水数
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- 床下浸水数
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- 道路被害 ※事前通行規制は除く
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- 橋梁被害
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- 山・崖崩れ
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- 被害総額
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主な被害
マップを見る菓子商を営む家の火鉢から発火。折からの強風に煽られてみる間に同家の全部を焼き尽くした上、火の粉は四方に飛散して、南側に隣接する飲食店、桶職人の家、指物商の家に延焼し、さらに約3間あまりの道路を隔てた材木商の家、鍛冶屋の家に燃え移り付近一帯は猛火に包まれて各寺院や時鐘楼からは警鐘を乱打して急を告げ、駆けつけた全町25組の各消防団が必死となって活動した結果、午後4時過ぎ、全焼7棟、半焼2棟で鎮火した。この付近は先年12棟を全焼した大火があり、さらに昨冬にも住宅から発火し、大事にに至りそうになったこともある。今回は3回目で22日はあまりに火の回りが早かったのでどうすることもできなかった。原因としては発火場所が菓子製造場のことで残り日の不始末がもっとも有力らしいが、確実なことは臼杵署において取調べ中である。なお全焼家屋はすべて2階建物ののみでその損害額は3万円以上に達する見込みである。
【出典:豊州新報 大正14年7月24日朝刊4面】